゚。+空の向こうに消えた+。゚
「奈々って・・・・・・・舞って子と仲悪いの??」

「・・・・・・・うん。」


(やっぱり・・・・・)

「舞ちゃんってどんな子??」

「舞は、うちの幼なじみ。うちらと同じクラスだよ。」

「そうなんだぁ。で、なんで仲悪いの??なんかあったとか??」

(本題はこれなんだよね。)



「奈々ねー、1学期のとき彼氏がいたんだけどね。」

「え?う、うん。」

(彼氏・・・・・・いたんだ。)

「中学のときから付き合ってたみたいで、すごく仲が良くって。」

「へぇー?」

「でも・・・・・・ね、彼氏の方が舞のこと好きになっちゃってね。」


(え・・・・・・・・??)

「マ、マジで??」

「うん、で、舞のことが好きになったから別れようってなったみたいで・・・・・・それで2人は別れたの。」

「つまり、奈々は舞ちゃんって子のこと今でも恨んでると・・・・・。」

「え?あ、あーうん。まあ、そういうこと・・・・・・。
奈々と舞、最初の頃仲良かったからね・・・・だから余計むかついたみたいで。
今は絶交状態。口すら聞かない。」

「そう、だったんだ・・・・・・舞ちゃん、奈々に謝った??」

「謝ったらしいけどね。まあ、許すしてないみたいだけど・・・・・。」

「・・・・・やっばり。」

(奈々らしいわ。でもあたしでも多分そうしてるだろうな・・・・・)




キーンコーンカーンコーン・・・・・・

HRの始まりを知らせるチャイムが校内に鳴り響いた

それを聞いた生徒達は焦って教室に向かっていく

「あ!チャイム鳴っちゃったしっ!!」

「祐実、教室行かないとやばいよ?行こッ!!」


「あッ、ねぇ!!せっかくだし、1時間目さぼらない??」

周りと同じように教室に向かおうとする寧々を引き止めた

「え?あー・・・・・・そうだね!さぼっちゃおっ!!(笑)」



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