゚。+空の向こうに消えた+。゚
「奈々、色々大変だったんだねー。」

「まあね(苦笑)」

「元カレのこともういいの??」

「別にもうどうでもいい!!奈々に男見る目がなかっただけ!!まあ、むかつくけど?」

「許してあげなよ、舞ちゃんのこと。謝ったんでしょ??」

「謝ったって許さないもん!!もう友達になんて戻らないんだからっ!!」

「はははは・・・・・・」



「ひとつ・・・・・・・聞いていい??」

「なぁーに??」

「なんで・・・・・・・拓人のこと好きになったの??」

奈々は黙ったままだった


まさか・・・・・・まだ元カレのこと好きなの??

忘れるために拓人が好きなんじゃないよね?



「奈々ね、元カレとは2年付き合ってたの。
彼が他の人・・・・・・しかも友達を好きになっちゃってすごくショックだった。
めっちゃ苦しくて、もう嫌で嫌でたまらなくなった。
耐え切れなくなって放課後ね、教室で1人で泣いちゃったんだ。
そしたら拓人が偶然通りかかって、何も言わずに頭ぽんぽんって優しくなでてくれたの。
それがきっかけ・・・・・・かな?」

奈々は遠くを見ながら静かに語った

「そう、だったんだ・・・・・・・。」

こんなありきたりの言葉でしか返せない

「そんなしんみりしないッ!!もう今は全然平気だってさっきも言ったでしょ?」

今度はあたしをまっすぐ見て言った





(あ!!)

「奈々、授業はいいの??」

「んーさぼろっかな?」

「さぽろー!!こんな天気の良い日に授業なんてやってられないしっ☆」


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