゚。+空の向こうに消えた+。゚
学校からの帰り道

あたしたちはドラッグストアに寄っていた


「どれにするー??」

「あたし、これにしよっかなぁ?」

あたしが選んだのはクリスタルが“キラリ”と輝く小粒のピアス

「あ、可愛いじゃーん☆奈々はこれにしよっと♪」

そう言って奈々が選んだのは可愛らしいピンクの小粒のピアス

「消毒液も買わなきゃねー。」

きょろきょろと辺りを見渡す奈々

「消毒液??」

(何に使うんだろう??)

「うん、祐実も買った方がいいよ☆」


??????


「もしかして意味分かってない??」

「う、うん。」

「きちんとピアスホールを完成させるために必要なの!!
毎日、消毒液を穴にたらしてピアスを前後に動かしたり回転させたりしなきゃいけないんだよ!!」

「え、そうなの!?」

(そんなめんどうなことしなきゃいけないなんて・・・・・・)

「ちゃんとやらないと膿んじゃったりするよ??」

「マジかぁ。」

(何だか奈々、しっかりしてるなぁ。)



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