゚。+空の向こうに消えた+。゚
「今日は転校生を紹介します。」


担任の先生が言うと、お決まりのようにざわざわとクラスは騒ぎだした


みーんな転校生のあたしを品定めするように見ている・・・・・・・・


(うッ・・・・・・・・・。)


その視線にひるむことなく

「田村祐実です☆よろしくお願いします!!」

とっておきの笑顔で元気に挨拶した

(こういうのは最初が肝心だもんね☆)


反応は??

(うーん、普通かも。)


「じゃあ田村さんの席はあそこね。」

あたしは「はい。」と言って、1つだけぽかんと不自然に空いたいかにも転校生のあたしの為に用意した席まで歩いていく



席に向かう途中で不思議な感覚に襲われた



??



あたしは視線の先にあるものを見つけて思わず立ち止まった



あれ??


もしかして・・・・・・・・??


あの子・・・・・・・・



するとその子があたしの視線に気がついたのかこっちを向き、目が合った



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