゚。+空の向こうに消えた+。゚
目があった少女としばらく見つめあった

何秒くらいかな?

でもたぶんはたから見たらほんの一瞬の出来事なんだろうけど・・・・・・

凄くゆっくり・・・・時が流れた気がしたの


そしてもしかして、というあたしの予想は当たっていた


「・・・・・・・・祐実??」

「・・・・・・奈々??」

だってあたしたちはほぼ同時に言ったんだもの



「奈々!!」

「祐実!!」


これまた同時で・・・・・・・


あたしはびっくりして固まってしまった

まさかこんなところで会えるなんて、想像もしていなかったから



でもそんな呪縛もすぐに解けて

「うっそ、超久しぶりじゃん!!」

そうしておもちゃ箱をひっくり返したかのようにきゃあきゃあと騒いで再会を喜んだ




そんなあたしたちを見て、先生は静かにしなさいという意味のせき払いをした


「田村さん、島野さん。」


(あ・・・・・・・・・やば。)

忘れてた、今はホームルーム中だった

あたしたちは見合って、とりあえず席に座ることにした


あたしの席は奈々の後ろ

奈々がいるなんてこれから楽しくなりそ♪



でも・・・・・・・転校そうそう先生に睨まれるとはね



(あーあ・・・・・・・しょぼん。)
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