゚。+空の向こうに消えた+。゚
奈々はあたしが前に住んでいた家の近所に住んでいたんだ
 

毎朝同じ時間に同じ制服と同じ鞄を身につけて家を出るから、お互いの存在を認識はしていた

そして・・・・・・

同じ保育園ってことで先に親同士が仲良くなった


つまりママさんネットワークがそこに新たに誕生した訳だ





それからあたしたちも一緒に遊ぶようになったんだよね

おままごととか、かくれんぼとか、おにごっことか、人形遊びとか・・・・・・・・




そうやって遊んでいくうちに、自然と一緒にいるようになった


2人でいるのが当たり前で、2人一緒にいない日は「あれ、どうしたの??」と周りから聞かれた

それくらいいつも一緒だった











そんな当たり前な関係も長くは続かず、あたしは小学校を卒業すると同時に転校することになったの

子供心に本気で悲しくて泣きまくったのを今でも鮮明に覚えている


離れたくない、離れたくない

そう強く願った










あれから3年


最初は誰だか少し分からなかった程奈々は変わっていた


あたしの中の奈々は綺麗な長い黒髪だったから

あたしも奈々の長い黒髪に憧れて同じような髪型にしていたっけ


今は肩につくかつかないかという長さにふわふわのパーマがかかっていて、そして茶色の髪をしていた












ん??


いかにも今ポスカで書いたということを感じさせるネコらしき落書きを机の左端に見つけた

少し不快に思ったけれど、あたしはしょうがなく見逃すことにした




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