゚。+空の向こうに消えた+。゚
「それではテストの成績表を返します。受け取った人から帰っていいわよー。」

授業が終わった帰りホームルームで担任の先生はそう言った


それを聞いてクラスがざわざわしてきた

あたしも一応平静を装ってみるけど、内心すごーく焦ってた

(うわぁー・・・・・・・やばいよー絶対やばい!!)


次々と名前が呼ばれていく

成績表を見て喜ぶ子

凹む子

そんなの気にしねぇ!ってそそくさと鞄にしまう子

あたしは転校してきたから1番最後

あたしはどんな反応をするのか返されるまでそれは誰にも分からない


すると前に座っていた奈々が立った

(お、呼ばれたかな??)


奈々は軽い足取りで取りにいく

その足取りから自信に満ちているのが分かる

(いいよなぁー頭が良い人はさ・・・・・・)





でも奈々は紙を受け取るなり、固まった


何とも言えない表情で・・・・・・・


立ち止まって動かない


全然動かない奈々



まるで奈々だけ時が止まったみたいに・・・・・・・






「奈々、どうしたのかな??」

そんな奈々を不思議に思ったあたしは隣に座ってた寧々に聞いてみた

「さぁ??」

首をかしげてた
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