ﾟ｡+空の向こうに消えた+｡ﾟ

「優太、君だっけ??その人とはまだ付き合ってるの??」

「うん。」

申し訳なさそーな感じで答えた

「そう、なんだ･･･････。」



「･･･････ねぇ、祐実ちゃん?」

「ん?何??」

「話したいことがあるの。聞いてくれる??」


「あたしに?」

それに答えるように頷いた

「本当は奈々に話すべきなんだけど･･･････話せるような状況じゃないから･･････。
それに話したとしても奈々はきっと私を許さないと思うの。」


「あ、なるほど。分かった、聞かせて??」


「優太君ね、奈々と別れたがってたの。」

「え!?それってどういうこと??」

（別れたがってたって･････?）

「私優太君と同じ委員会なの。だからよく優太君からも奈々の話聞いててね。奈々と別れるきっかけを探してるって･･････」

「････････。」

「最初は彼のこと説得してた。奈々がどれだけ好きなのか知ってたし、別れたら奈々が凄く傷つく。
でもそうやって話していくうちに、優太君に惹かれていってしまった･･･････」

「舞ちゃん･････。」


泣いていた

うそ泣きなんかじゃない

本当に泣いていた



「私、最低すぎるよね。友達の彼を好きになっちゃうなんて･･････。
でも止められなかった･････まだ片思いなら我慢出来たのに･･････」


彼も自分を好きだと分かってきっと止められなかったんだね････