゚。+空の向こうに消えた+。゚
次の日も奈々は学校に来なかった


家に帰ってからも何度かメールしたけれど結局返事は来なかった

そんなに具合悪いのかなぁ??


「奈々から返事来たぁ??」

「ぜーんぜん。」

寧々もあたしもさっきから奈々にメールしている


だって今日は・・・・・・・このクラスとこの教室で過ごす最後の日なんだもん

学校は無理でもこの後ある打ち上げには顔出して欲しいなぁって思ってさ


「やっぱ無理なんかなぁ?」

「メールの返事が出来ないくらいなんだもんね。多分無理だろうね。」

(奈々、本当に大丈夫かなぁ??)

「あ、おはよう、舞ちゃん!!」

あたしは登校してきた舞ちゃんに挨拶した

そういえば初挨拶☆

昨日のことからちょっと親しみやすくなった

「お、おはよう!」

いきなりのことでちょっとびっくり気味だったけど返してくれた

でもそれだけすると、自分の席に行っちゃった

(仲良くなれそうな気がしていたんだけどなぁー・・・・・・・)

「どうしたの??急に。」

それを見ていた寧々が聞いてきた

「昨日、一緒に帰ったの☆仲良くなれたと思ったんだけどなぁ。」

「舞は人見知りしちゃうからねー。」

(うーン、やっぱ幼なじみは偉大だわ!)

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