゚。+空の向こうに消えた+。゚
新しいクラスが書かれている掲示板の前で奈々と話していると聞き覚えのある声が聞こえた
「あ、一緒だね♪」
高くもなく低くもないバランスの取れた落ち着いた声で誰かに話しかけている
それが誰なのか容易に想像がつく
(…やばい。)
隣にいる奈々は思った通り、さっきとはうって変わった冷たい表情だった
「奈々……?」
「教室…行こ??」
「え、あ……うん。」
奈々はそそくさとその場を立ち去っていったのであたしもそれを追いかけた
追いかける途中、ちらっと見てみるとそこにいたのは楽しそうに話すカップルの姿
そう、それは奈々の元カレと舞ちゃんだった
「あーっ!!ムカつくっ!!何なの??あれ!」
機嫌が悪いせいでズカズカとあたしの先を歩いていく
(こりゃ、話しかけない方がいいかも…。)
あたしは分かっていた
本当は凄く悲しいんだって
隣にいるのは自分じゃないことが凄く悲しいんだって
怒りは悲しみを隠すためのカモフラージュなんだよね?
「あ、一緒だね♪」
高くもなく低くもないバランスの取れた落ち着いた声で誰かに話しかけている
それが誰なのか容易に想像がつく
(…やばい。)
隣にいる奈々は思った通り、さっきとはうって変わった冷たい表情だった
「奈々……?」
「教室…行こ??」
「え、あ……うん。」
奈々はそそくさとその場を立ち去っていったのであたしもそれを追いかけた
追いかける途中、ちらっと見てみるとそこにいたのは楽しそうに話すカップルの姿
そう、それは奈々の元カレと舞ちゃんだった
「あーっ!!ムカつくっ!!何なの??あれ!」
機嫌が悪いせいでズカズカとあたしの先を歩いていく
(こりゃ、話しかけない方がいいかも…。)
あたしは分かっていた
本当は凄く悲しいんだって
隣にいるのは自分じゃないことが凄く悲しいんだって
怒りは悲しみを隠すためのカモフラージュなんだよね?