゚。+空の向こうに消えた+。゚
「別荘!?」

2人して驚いてあたしに迫ってきた

「あ………別荘ていうかアトリエなんだけどね?おじいちゃんの。」


あたしのおじいちゃんは画家で絵を描く為に各地にアトリエがあるの

そのアトリエの1つにあたしはお母さんと長い休みなんかを利用してよく遊びに出かけていた


それが今年無くなってしまうの


理由は…おじいちゃんがそのアトリエを引き払うから


ということを大まかに2人に説明した


「だからどう??今年で最後なんだ…。」

「えーいいじゃん!行こうよー♪」

「行きたい、行きたい♪」

2人はノリノリで旅行を快くOKしてくれた




「なんか楽しそうだねー?何の話してるの??」

すると誰かが話しかけてきた

誰だろうと思って上を見上げるとそこには見慣れた2人組がいた


「拓人、理人……。」

「あ、ゴールデンウイークの旅行の予定立ててたんだよー♪」

奈々が拓人にアピールするようにいつもより甘めの声で2人に説明する

「へぇー?3人で行くの??」

理人が興味津々に聞いてきた

「うん…あ、2人も行く??」
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