゚。+空の向こうに消えた+。゚
坂を上がって


下がったすぐそこに3軒程の民家が見えてきた

するとみんな『お―!!』と興奮気味に階段を勢いよく降りていった


(!!)

あたしはそれを見ながらいいことを思いついた


階段の上からみんなに聞こえるようにこう叫んだ


「さて、この中でどれがあたしの別荘でしょーか??」


突然のことにみんな「??」の顔をしてる


「あたしの別荘だと思う家の前に立ってて―!」

そう言うとみんなは何やら相談したり

家の周りをうろうろしたり

そうして3分が経過すると3つ見事に分かれた


1つめの階段を降りてすぐ玄関がある家には寧々と直矢さん

2つめの階段を降りたところのそのままそこから家の中に入れるほどの大きな窓がある家の前には拓人

その家の砂利道を挟んだ畑がある家には理人と奈々


「これで決まり―??」

そう尋ねると両手で大きく○をつくった



「じゃあ正解は…………」


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