゚。+空の向こうに消えた+。゚
「……とは言ったものの…どうする??」

直矢さんと寧々は仲良く腕を組ながらそそくさと街の散策に行ってしまった

残ったのは……

奈々、あたし、拓人、理人


「どう別れる??」

奈々は絶対拓人と行きたいだろ―し…


理人は絶対奈々と行きたいよね?



って、あたしだけ余りものじゃないか!!


「ど―しよ―か??」

拓人も同じことを持ちかける





しばらく沈黙が続く……






「じゃあ―…奈々は祐実と行く☆」

そう言ってあたしに腕を絡ませてきた


「はっ!?」

(拓人とじゃなくていいの!?)


「こうしてても時間の無駄じゃん?こ―するのがベストでしょ?」

それは確かに同感だった

みんなもそれを思ったらしく、そういうことになった



落ち合うまで残り40分……



「ねぇ―奈々―いいの??拓人と行かなくて……」

歩きながらあたしは奈々に聞いた

先を歩きながら奈々はそれに答える

「う―ん?行きたいけどぉ―さ?な―んかね………………く………て。」

「へ?最後何て言ったの??」

「まあ良いじゃん!!(笑)」

こっちを向いて気にすんなと笑っていた


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