゚。+空の向こうに消えた+。゚
「食事の後はお楽しみタイムだよ―☆」

食べ終わった頃合を見計らってあたしはみんなに告げた

『何、何??お楽しみタイムって??』

「へっへっへ―☆(笑)ね、直矢さん??」

2人でちらちら目配せ

「みんな驚くなよ??」


「実はね―…さっき―…
ジャン!!
これを買ってきたので―す♪」


『あ―!!花火じゃん!!』

みんな約1年ぶりぐらいに見る花火に目をキラキラさせていた






花火の先にしゅっと火をつける


するとパチパチ音が鳴って綺麗な光となる


みんなでつけたからすごく光って電気なんて要らないくらい周りが明るくなった


1人1人、色の違う光


消えてはまた新しい火を灯し―…


繋いでいく光のリレー



この先もずっと続けばいいのに………




あたしはそう願ったよ








「祐実………?」



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