゚。+空の向こうに消えた+。゚
「ねぇ……」

「何??」

「あんま…見ないでくれるかな?
あたし今めっちゃ混乱してて、そんな見られてたら自分の中で意見まとまらないってゆ―かさ……」

「あ…ごめん。
じゃぁ…後ろ向いてるからさ、もしYESだったら手握って?後ろ向きながら手出してるから。
NOだったら振り払って。」

そう言って拓人は後ろを向いて手を出した

「分かった。時間かかるかもしれないけど…いい??」

「いいよ。」




さて……どうしようか??


まずまとめよう!


奈々は拓人が好き

あたしはそれを応援するキューピッドの立場


そして今気づいたあたしの気持ち

先生のこといつの間にか忘れてたんだね…



でもね、奈々も大切なんだ


裏切りたくない


本当にど―したらいいのか自分でも訳分かんない!!


はぁ―…





後ろを向いてあたしの答えを待つ拓人をちらっと見た





次の瞬間





あたしは……








無意識にゆっくりと彼へと手が伸びていた








カサッ………


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