星空
「涙拭かないと俺の顔見え
ねーだろ…じゃあなっ。」
そう言うと走って行ってしまった。
それから春休みが終わり
入学式が始まる頃、牙句
と会った事も忘れていた。
やっと高校生って感じだけど
中学と変わらずの
メンバーが揃ってる。
もちろん未亜と同じ学校。
学校につくとあれから全然
会ってなかった彼に会った。
「あー!」
そう、あの時の牙句遊斗だった。
「えっ、一緒ぢゃんっ!?えっまぢ?」
牙句は興奮してたのか
テンパってた。
そんな牙句を見て笑いながら
あたしは未亜と学校を周る事にした。