YOU ARE MY BROTHER'S ERIEND! YOU ARE MY DARLING??
私は先輩のことを考えていると
周りが見えなくなるらしい
もう学校が始まる時間
何でみんな起こしてくれないの
お兄ちゃんは部活で私が起きる前に出ていくから仕方がない
お父さんとお母さんは?
1人でイライラしていると
カレンダーが目に入った
“結婚記念日”
そうだ 旅行だ
そんなこと言ってたね
今から急いでも意味がない
ちょっとサボろ
朝ごはんをゆっくり食べて身支度をした
もうそろそろ出よっかな
私はいつも学校まで徒歩
最近体型が気になってたから
ちょうどいい運動になる
「ねぇ君」
私に言ってるの?
だとしても無視するけど
だって男の声だし
私がその人をスルーしたら
腕をつかんできた
しつこい
しかも強引
こうゆうタイプの人は苦手
何も抵抗できない
怖くて力が入らない
やっと動けるようになっても
男の力に敵うはずがない
今は手を引っ張られてどこかに向かっている
頭も正常に働いてきて
逃げる作戦を考えた
作戦その①
ケータイで助けを呼ぶ
あれ??
ケータイってバックの中じゃん
片手じゃキツいし
バック開ける時に音なるからムリだな
次作戦その②
大声で叫ぶ
でも人いないんだけど…
いつの間に……
作戦その③
走って逃げる
あっ!
私足遅いわぁ
走ることは苦手…