YOU ARE MY BROTHER'S ERIEND! YOU ARE MY DARLING??




ジュースとお菓子をもって
部屋に戻ると愛琳ちゃんと目があった


その視線はだんだんと下がり
俺の手元で止まった


すると目を輝かせた



聞いといてよかった

泉に愛琳ちゃんの好きなジュースとお菓子を聞いてそれを買った


予想以上の反応に思わず笑った


それを渡すと勢いよく食べ始めた

完全に俺の存在忘れてるな

お菓子に負けたのは悲しかったけど
愛琳ちゃんの笑顔を見れたうれしさの方がおっきかった

たぶん俺は今超ニヤついてる


「…すいません」

真っ赤な顔をした愛琳ちゃんが小声で言った


もう食べ終わったみたい

たぶん1人でガツガツ食べたのが恥ずかしかったんだろう


『いいよ』

そんなことどうでもいいのに

むしろ愛琳ちゃんの新しい一面が見れてうれしかった

それから学校や友達の話をした

愛琳ちゃんが家に来るまで
何を話そうかとか悩んだ

俺ってこんなヘタレだっけ?
と思ってしまう程だった


でもとても話が弾んだ

愛琳ちゃんは泉のように
答えてほしいことを言ってくれる

泉とは違う見方で参考になる


話したのは一時間くらいだったけど
愛琳ちゃんに近づけた気がした


てゆうか俺先輩だよな?

頼ってもらってる?


愛琳ちゃんのことになると
どこまでもマイナス思考になる

自分の新たな一面も知れた一時間だった




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