―Silver―
「んで、何?莉夏はなんか頼み事あっから来たんでしょ。」
何かしらあると莉夏は携帯に連絡を一切よこさずに家にさっきみたいな調子で来る。
「お~、御名答っ☆」
と言う莉夏はニカッと笑う。
よし!当ててやろう。
1、私達は準備に時間がかかるから=こんな朝から来る
2、莉夏はバンギャである地元バンドのライブ大好き
3、何かと手土産=私を丸め込む気だな(笑)
「…地元のバンドがあるから今日行くギャ友居ないから私に頼みに来たのかしら?(笑)」
ペカーンッ☆と光る笑顔…
「エスパー愛芽☆」
「人をエスパー伊○みたく言うなっ!!!…私地元バンド興味ないって何回も言ったでしょ?」
「(しゅん…)そこをなんとかっ(泣)チケ代は私が出すから来てくれるだけでいいのっ。一生のお願い…」
「えー…」
「今日ね、主催が Drop Angel(ドロップ エンジェル)なのっ(照)」
「知らない。無名バンドか(笑)」
「バカにしないでっ!?今日がボーカルとギター変わってその名前になって初めてのライブなんだからぁ☆私はそのギターになった藍夜(ライヤ)に会いに行きたいのっ!」