―Silver―





もう時刻はとっくに夜中の0時を指していて雨は少しずつ弱まっていった。

なにもできずにただしゃがみこみ続けている私はバカなのだろうか?





もういっそのこと



ー死にた…





「あのー…」



急に雨が止んだ。



あれ?でも雨は降ってる。


というか…当たらなくなった?



っんだよ、もう。

誰だよ…補導か?警察か?

お願いだから…今だけは一人になりたいの…に…





でもどこか聞き覚えのある低くも高くもない声

その方へ私はゆっくりと振り向いた





そこには私の上に傘をさす





ミルクティー色の頭、ブラウンシュガー色の目の





私の世界一愛しい貴方が心配そうにこっちを見ていた…







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