ビューティー☆ヘヴン
「あの!!」
席に着こうとイスって言うよりソファーに近いイスと長机の間を通ると、華奢でかわいい感じの女の子に声をかけられた。
「はい?」
長机のため、あたしの後ろにはルナ。
前には女の子だから、必然的にあたしが返事をする。
「あたし、真野七実って言います。
七実って呼んで!よろしくね!!」
ふんわりと笑う彼女。
イメージ的にはわたあめって感じ。
「あたしは綾瀬桜っていいます。あたしも桜でいいから。よろしくね、七実。」
つられてあたしもふんわり笑った。
「ちょっと、あたしも仲間に入れてよ。」
わざとほっぺを膨らませたルナがこっちを見て言った。
「あはは、ごめんね。まぁとりあえず座ろうよ。」
そう言ってあたしとルナは座って、ルナは若干身を乗り出して自己紹介した。