ビューティー☆ヘヴン
「うっわ~。」
思わず感動。
すごいのは見た目だけじゃなかった。
電気から、窓から、全部オシャレ!!
これじゃまるで公立の学校の校舎が廃病院みたいに感じる。
「あ、クラスクラス…。」
人ごみを掻き分けて、クラス表が張ってある掲示板の前に出る。
「えっと…」
A、ない…B、ない…C、ない…、
DにもEにもFにもなくて…
「って、え?」
もう、クラスがない。
「どういうこと?」
もう一度全クラス見直す。
「やっぱりないない…。」
一体どういうことなんだろう…。
不安で泣きそうになるのを抑えて、下を向いていると、
「ねぇ。」
と、誰かに声をかけられた。