ビューティー☆ヘヴン
「条件?」
「そう、条件。
説明したいとこだけど、入学式に遅れちゃうから教室に行きしょ。
歩きながら説明するから。」
「え?入学式ってここでやるんじゃないの?」
あたしたちが今いる場所はホール。
そこには新入生のイスが並べられている。
「あれは一般。
特推は別室よ。」
そう言って歩き出すルナ。
「そうなんだ…。」
あっけにとられながらルナの後についていく。
なんだかすごいところに来てしまったらしい。
「まず、条件は3つあるの。」
「3つ…。」
教室に向かいながら、ルナが条件説明をしてくれている。
「そう、3つ。
1つめは、特推は寮に入ること。」