ビューティー☆ヘヴン
期待に胸を躍らせ、ルナの答えを待つ。
「基準はね、」
「うん。」
「顔よ、顔。」
冷めたように言うルナ。
「顔って…」
驚きで口が閉じない。
「特推には目的が二つあって、
ひとつは恒例会でのパーティーであたしたちを参加させて、自分の学校を自慢すること。」
「自慢って…!!」
「言い方が悪かったかな、恒例会ではお互いの学校の各学年の代表6人が参加するの。
それは、ペアで参加ってことになってるんだけど、恒例会でベストペアに選ばれたらそのペアには賞金。
それから、その学校にはいろいろと特権が与えられるのよ。
だから、毎年美男美女集めに必死ってわけ。」
「賞金…。」
賞金出るなら、LOVERも悪くないかも…。
「もうひとつは、少子化防止。」
「は?」
少子化防止って…顔関係ある?