忠犬彼氏。


「何だよ、何で無駄に息合っちゃってんの!?」

しばらくツッコむの止めようかな……。

「止めときな、璃子にゃんには無理だよー」

「酷いよ!美那都にゃん!」

「いやいやいや璃子にゃんには無理だって」


「お前らにゃんにゃんにゃんうるさいよ!」

華音様が怒りよった!!


「何か華音様と観音様って似てるよね」

「観音様、ギャハハハ!」

「イラッ☆」


やばっ、本気で怒りそう……。
本気で怒る前に謝らないと確実に死ぬ!!

美那都も同じ事を考えていたようでチラリとこっちを見、コクンと頷いた。

「「すみませんでした!」」


「分かればいいの、分かれば」

本当に本当の女王様は、私なんかじゃなくて、華音なのかもしれない。

怖くてとてもじゃないけど逆らえません!!

逆らった人を見てみたいくらい。

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