忠犬彼氏。
┗放課後、忠犬柴公到来
授業を終えるチャイムが鳴り響いた。
いやっほぉ!
これで帰れる!
――また放課後来ますね
はぁ、まじで来ンのかなぁ……。
ん?まてよ……柴が来る前に帰ればよくない?
私ってばあったまいー!!(←ただの馬鹿)
「何、柴君待たないで帰るの?」
「勿論」
「柴君可哀想」
「何とでもおっしゃい」
「はいはい」
よし、このままダッシュで帰れば…………
「りっこせーんぱいっ!」
「出たあぁぁぁ!!!」
「うわあぁぁぁ!!!」
「二人してなにしてんの」
おおうっ!華音の冷ややかな眼差しが突き刺さるよ
「璃子先輩がいきなり叫ぶからつい」
テヘッとでも言いそうな雰囲気だ。
言わせないけど。
「テ「言わせねぇよ!?」
まじで言おうとしたよ、コイツ。
どんだけ空気読めてんの!?
「華音先輩、何故か璃子先輩が百面相してるんですけど?」
「ほっといていいよ、いや、むしろほっとけ」
え……酷くない?