忠犬彼氏。


「っつか柴はさっさといけ(いろんな意味で)」

「い、いけ!?いろんな意味!?イけ?」

「卑猥駄目絶対!!」

これでもかってくらいの力で柴の頭をぶっ叩いた。

「教室行けと逝けだよバカ野郎!」


発情期か!?発情期なのか!?
やめてくれ、まじでやめてくれ!

「でも逝くよりも逝かせ「言わせるかァァァ!」

本当にもう駄目だ。
色々手遅れ。


「地獄に堕ちろや!」

私は柴を廊下に閉め出した。


「あれ、樋山まだいたの」

「青田冷たいっ」

「黙れよ」

樋山はわかりやすく落ち込んだ。

「俺は空気俺は空気……」

だとかなんとかブツブツ言ってるような気がするけど、まぁいいや。


「本当に璃子って毒舌」

「は!?」

「まぁ璃子にゃんの言動が女々しかったら璃子にゃんじゃないけどねー」

「そうそうその辺の男共より男らしいからね」

「男ってか漢だよね璃子にゃんの場合」

な!?

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