~見えない敵との戦い~
あたしは拓斗のメールを見た。
「ほんとにいいの?」
「写真送るほうが楽だよ?」
「璃音が写真送るだけで
他の子が傷つかなくていいんだよ?」
「もう電話したから」
「やめてほしくないの?」
「帰ってきたらメールしろ。」
怖い、怖い、怖い…。
返信しないと・・・・
『今、帰ってきた・・・・』
「じゃ、写真おくれ。」
『違う人犯すならいらないでしょ。』
~~♪~♪~~♪
『・・・電話だ・・・・。』
ピッ
『・・・はい。』
「送れよ。」
『違う人いるんだからいいでしょ?』
「・・・犯されるのと、
写真送るのどっちがいい?」
『どっちもいや。』
「犯されるのって怖くない?」
『怖いに決まってるでしょ。』
「じゃあ、写真送れよ。」
『いや。』
「じゃあ、友達犯すわ。」
『だめっ!』
「なんで」
『かわいそうでしょ・・・・』
「だから、
お前が写真送ったらすむ話なんだよ。」
『なんで?なんで、あたしなの?』
「かわいいから。」
『あたし以外でも
かわいい子他にもいるでしょ!?』
「もう、璃音って決めたから。」