~見えない敵との戦い~
『聞いてるよ。』
「じゃあ、質問に答えろよ。」
『・・・あたしが、2番を選んだら…
あたしの友達には手を出さない?』
「あぁ。それは約束する。」
『絶対に?』
「あぁ。」
『…フー…わかった。
2つ目。
・・・でも約束はしたよ?
友達には一切手をださないで。』
「あぁ。」
あたしが答えを出した瞬間、
拓斗が鼻で笑った。
「じゃあ、
写真の内容をメールする。
メールが届いてから、
5分以内で写真で撮って、
俺に送れ。」
『5分!?』
「あぁ。
もし、できなかったら…
写真送った後でも関係ない。
犯しに行く。」
『っ・・・・。
友達はやめて…。
送れなかったら、
あたしが原因なんだから・・・』
「わかった。
それじゃ、今から送る。」
『ん。』
ブチッ
鼻で笑ってから切られた電話。
どんな内容なのか、
考えたくもない。
だけど…
友達が助かるなら。
複雑な気持ちだった。