~見えない敵との戦い~
『なんで?』

〔連絡するときは

たいていお母さんにっ

ていう子が多いんだけど、

璃音ちゃんはお父さんでしょ?〕

『お母さん、怖いから…。』

〔そうなんだ

…璃音ちゃんは将来の夢とかあるの?〕

『一応、看護師になりたいんです』

〔看護師かぁ~〕

『はい!でも、勉強全然なんで、

がんばんないとなって思います;;』

〔がんばってね!〕

『はい!』

~1時間くらい話して~

[よし、できたよ。

これで間違えないか、確認してくれるかな?]

『はい…。』

=読み終える=

[間違えないかな?]

『ありません…。』

[じゃあ、指でここにはんこおしえくれるかな?]

『はい』

コンコン

[どうぞ]

「璃音ちゃん、ケータイなんだけど、

しばらくこっちで預かってもいいかな?」

『え・・・』

〔璃音ちゃん、これはね。

璃音ちゃんにそんなことをしたあいつを

懲らしめるために大事なものになるの。〕

『…はい。(わかってる・・・

だけど友達と連絡とれなくなっちゃう・・・

でも渡さなきゃ…)』

「いいかな?」

『お願いします・・・』

「はい。じゃあ、あとで紙に承知書を書いてもらうからね。」

『はい。』
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