眠り王子×無関心姫②【完結】
「かくれんぼはもう終わったの?こんなとこに座り込んでさっ!!」
そう言って、楊杞があたしの隣に座り込む。
うーん。
風が気持ちいい。
海の匂いがする。
「楊杞はさ、軽穂に女の人がくっついてたら嫌になったりする?」
「ん?嫌に、って…ヤキモチやいたり?」
「まぁ………」
こんなに醜い感情は、あたしだけのものなのかも。
楊杞にはないかもなー。
……引いたり、しない?
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