眠り王子×無関心姫②【完結】




「……大丈夫…?」

「はいほうふ…………」




なんて言ってんだ。



あたしは近寄って、頭から砂に突っ込んだ玲を助けてあげる。





「舞憂ー…………」



…泣いてんの?




「ごめんー。俺、なんかしたんだろ?」

「あ、いや…」

「なんでもするから…嫌いにならないでくれ…」




わっ!!と泣き出した、玲。



男の人が泣くの、初めて見た、かも。






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