眠り王子×無関心姫②【完結】



嫌いに、ねぇ。


なれたら、楽なんだけど。





「…ならないよ。」



小さく小さく、玲に答えた。




俯せになって聞こえていた泣き声が聞こえなくなったから、泣き止んだんだろう。



「嫌いに、なれないから。」

「………ふ。」

「てゆーか、好き過ぎるって朝も言ったじゃん。」

「ん………」

「信じてて、ね?」

「ん……!!!」




カワイイ、やつだな。





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