眠り王子×無関心姫②【完結】







大好きだった暴走もいけなくなった。


誕生日も祝わなくなった。






俺は、族の実質的総長をせざるを得なくなった。





なんで俺なのか。

そんな疑問は許されなかった。





――俺が一番強いから。





ただ、それだけ。





弱い俺たちは、誰かに頼りたくてしょうがないんだ。





だからメンバーは、強いからという理由で俺にてっぺんを任せた。







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