眠り王子×無関心姫②【完結】
「誰だてめえ。」
そう言ったはずなのに、返ってきた言葉は
「…おはよ?」
…なんだこの女。
顔は、文句のつけようがないほど整ってる。
肩は、折れそうなほど華奢。
脱ぎかけのブラウスの隙間から下着が見える。
「…服は?」
そう尋ねると「忘れてた」と言わんばかりの表情をしていそいそと着替えだした。
……ここに、男がいるんだぞ?
あまりにも無防備で、心配になった。
――と同時に、軽く欲情を覚えた。