眠り王子×無関心姫②【完結】



「楊は、分かってる。」


分かってる?

何を?





……まさか――…












「俺は昔から、舞憂のことが好きだ。」






…やめて。







「それを、楊は知ってる。」







…やめて。







「言わないつもりだったけど。そんなに舞憂が泣くなら、俺がお前を連れ去るよ。」








…やめて。やめて、言わないで…









「だから、俺と行こう。」


「やめて!!!!!!!」





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