眠り王子×無関心姫②【完結】




カゴの入り口を開けてやっても、寝ているまろんのそばを離れようとしないめろん。


…かわいい、な……





ひたむきなところが好きよ、めろん。



ちらりと、あたしを見てくれた、気がした。









ブーッブーッ!



「うわっ!」





…電話だ。


軽穂から…






バイブの音とあたしの声に驚いて、まろんが起きる。



そして二匹ともカゴから出て部屋の隅のほうに行ってしまった。





あーあ。


タイミング悪いなあ…




< 277 / 376 >

この作品をシェア

pagetop