眠り王子×無関心姫②【完結】
カゴの入り口を開けてやっても、寝ているまろんのそばを離れようとしないめろん。
…かわいい、な……
ひたむきなところが好きよ、めろん。
ちらりと、あたしを見てくれた、気がした。
ブーッブーッ!
「うわっ!」
…電話だ。
軽穂から…
バイブの音とあたしの声に驚いて、まろんが起きる。
そして二匹ともカゴから出て部屋の隅のほうに行ってしまった。
あーあ。
タイミング悪いなあ…