眠り王子×無関心姫②【完結】
「……早くしてよ。首締めても、刺されても殴り殺されてもなんでもいいから――」
「そんなん、出来るわけねえだろ…」
「……じゃあいい。自分で死ぬ。」
舞憂はそう言い放って、ふらふらした足取りでキッチンに向かう。
くっそ!なんでこの部屋、キッチンとかあんだよ!
「やめろよ、舞憂!」
舞憂を止めるべく、追いかける。
部屋のキッチンに目当てのものはなかったらしく、部屋から出て行ってしまった。
どうにかして、止めねえと。
舞憂は強情だからマジでやっちまう…。