眠り王子×無関心姫②【完結】
でも、俺が舞憂を追いかけたところで止められるか?
舞憂に触れたら、抱きしめずにはいられない気がする。
あいつが、――隆貴が、舞憂にキスしてるとこを見たときはマジで頭の血管切れると思った。
……つい、殴っちまったし。
仲間、なんだけどな……。
あーあ。
「って、そうじゃねえ!」
何がなんでも舞憂を止めねえと!
俺は、エレベーターに乗り込んだ舞憂を追ってエレベーターに乗った。