眠り王子×無関心姫②【完結】



ピピピピ....



ん?電話?



『あら、私だわ。ごめんなさいね、』



軽穂が出ていくとすぐに、舞憂のお母さんに電話が掛かってきた。


ここは個室だから、普通に電話に出てる。




『…はい。あ、あなた………』


舞憂のお父さんかな?



何を話しているのかは全く検討がつかないけど、彼女の顔色がだんだん悪くなっていく。




『ご、ごめんなさい……』



なんで謝ってるんだろう?


ピッ...




しばらくして電話が切れると、はあ、と小さくため息をついた。



『ふふ、怒られちゃった。』



とても悲しそうに彼女は笑った。




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