眠り王子×無関心姫②【完結】
病院の廊下にしゃがみ込んでしばらく座ってた。
〜〜♪〜
あ、電話だ。
楊が、好きだって言った歌だ。
最近流行りの。なんて曲だっけ。
「もしも〜し。」
[何か用か。]
ほんと、こいつ相変わらず無愛想だな。
「○△病院な。さっさと来たほうがいいんじゃねえ?」
[は……?てめぇ何言って…]
「じゃーな。」
ピッ
「あー。くっそ………」
舞憂を幸せに出来るのが俺だったら良かったのに。
そしたら絶対、離したりしねえ。
他の男のことなんか考えさせねえ。
……あんなになるほど、悩ませたりしねえ。