眠り王子×無関心姫②【完結】




それからあたしたちは面会時間ギリギリまでいたけど、結局玲くんは来なかった。



…何してんの、あいつ。






次の日は一応学校に行った。



なんかいろいろあってあたしが舞憂の変わりに出席日数とってるからね。


土日でも夏休みでも、足りないぶんは行く。



ま、とりあえずまつばんに会えばいいだけだし。






「お、楊杞ちゃんじゃん。夏休みもよく来るなあ。」

「まあね。てか舞憂の出席日数足りそう?」

「あー、何とかなると思うぞ?舞憂は成績だけはいいからな。」

「そっか。良かった。」

「…もう楊杞ちゃん来なくても大丈夫だと思うぞ?」

「へ?まじで?」



来なくていいの?


じゃあ夏休みはずっと舞憂と一緒にいれるじゃん!




「あとは俺が何とかするからよ~」

「…まつばんにそんなことできんの?」

「お~。まかせとけ。」

「ふうん…」



イマイチ信じらんないけど。


まつばんが言うなら何とかなりそうな気がする。





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