眠り王子×無関心姫②【完結】




…うん。ここはまつばんを信じとこう。






「ところでお前、どっか行くのか?えらく大人しい格好してんじゃねぇか。」



なんか失礼だな。



「あたしはいっつも大人しいですけど?」

「いやいやそれはねえな。お前と舞憂は一番目立ってんぞ。」




まあ舞憂は綺麗過ぎて目立つよね。


あたしは舞憂の近くにいるからじゃないかな~







「で、どこ行くんだ?」

「ん?病院だよ。舞憂が寝不足で倒れたの。」

「あいつが寝不足?冗談だろ、あの睡眠の鬼が…」




なにそれ。睡眠の鬼とか意味わかんないし。



「まぁ意味わかんないけど、あたしもう行くね?夏休み中はもう来なくていいんだよね?」

「おー、って待て待て。車で送ってやるよ。どこの病院だ?」




え、マジで?

やったー!


車なら楽チンじゃん。



○△病院だと告げたら「俺も舞憂を見舞ってやるかな。」とか言いながら車のキーをとってきた。






…仕事はいいんだろうか。





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