眠り王子×無関心姫②【完結】
[あ、わりい。いま病院か?]
「うん。」
[神城、来たか?]
「いや、まだみたい。」
[そうか…。あいつ、昨日から一回しか連絡ついてねえんだよ。だから、いつ来るかわかんねえ…]
「そうなんだ…。英語、話せんのかな?」
英語話せなかったら、舞憂のお母さんと話せないよね。
[や、俺もそれが気になっててよ。たぶん無理だろ…あんなんだし。]
まあ確かにね。
札付きの不良みたいだもんね。
…紅蓮とか白夜とかよくわかんないけど。
「まあ、あたしは毎日来るつもりだし。いつ玲くんが来ても大丈夫なようにしとく。」
[頼んだ。俺、今日は行けねえから…]
「そうなの?分かった。」
電話が切れたから、舞憂のとこに行こーっと。