眠り王子×無関心姫②【完結】
『舞憂、今はまだ寝ていたら?まだ3時なのよ。』
3時…
外が暗いところからして、夜中か。
母さんをよく見てみれば目の下にはクマがある。
『分かった。』
母さんに、寝てもらわなきゃ。
いろんな話は、後から。
「桜井さーん、朝ですよー。」
んあ…
もう朝…?
「起きましたか、娘さん。」
『…?』
母さん、日本語苦手なんだっけ。
「起きてますよー」
「あら!やっとですか!先生呼んできますね。」
看護師さんの笑顔ってめっちゃ落ち着く。
そういやあたしって何日くらい入院してたんだろ。
かなり寝た気がする…
体が軽いし。