眠り王子×無関心姫②【完結】
ガラガラガラッ!
勢いよく病室のドアが開く音がして。
「舞憂っ!!」
「楊杞!?」
はぁはぁと息を切らした楊杞がやってきた。
「目、覚めたの!?」
「う、うん…」
「よかったぁ…」
ちょ、楊杞、座り込まないでよ。
床冷たくないわけ?
「心配したんだよ?ただの寝不足って聞いたのに3日も目を覚まさないなんて!何考えてんの?」
お、おう…
なんかあたし怒られてる?
「ご、ごめん…」
てかなんで楊杞はこんなに元気なんだ?