眠り王子×無関心姫②【完結】
「選んでもらっていいですか?あたしたち決めらんなくて〜」
「あっ!!よろしいですよ!!私が選んでいいんですかっ?」
店員さんはなぜか顔を赤くしながら聞き返してくる。
楊杞がカワイイからって赤くなんなよ〜。
店員さんが選んだ水着を、あたしは仕方なく購入した。
「感動ですっ!!私なんかが選んだ水着をお二人に着て頂けるなんてっ!!」
…大袈裟。
楊杞が着るぶんにはいいだろうけど…ねぇ?
あたしに着られる水着は可哀相だよ。
……もっとキレイに生まれたかった…。