眠り王子×無関心姫②【完結】
玲はあたしの後ろでおとなしくしてる。
暴走族やってる以上、ヤクザとは問題起こしたくないらしい。
何をいうつもりなんだよ、問題起こすって。
そうそう起こらないと思うけどな。
あ、でもあたし、喧嘩したんだっけ。
なんて、あたしが全く関係ないことを話してる間にも、梨乃はこってり怒られてた。
「はぁ……、舞憂ちゃんも、迷惑を掛けたね。」
「ん〜?大丈夫だよ、あたしは〜」
そう言えば、おじさんは疲れたように微笑んだ。