百もの、語り。


それでさ、俺、泳ぐの超得意なのよ!


結構深い川だったんだけど、
普通に着衣水泳を少し楽しんで、
その後何事もなく陸に上がった俺を見て、
彼女もすごい驚いてたよ。


それから、また一緒に遊んでさ。

それまでで1番いい夏休みだったよ。
俺の初恋だしね。


毎年、行くたんびに
1回は川に落とされるんだけど、
彼女に会いに行ってるんだ。

もちろん、今年も行くよ。


死ねって言いつつも、
彼女も楽しみにしているようだしね。




フッ


43本目の蝋燭が消えました。


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