百もの、語り。
這いつくばって、1歩中に入った時、
後ろから声がしました。
『何やってんのー?』と尋ねてきた
のんきなそれは、
俺が今まさに様子を見に行こうとしていた
幼馴染の物でした。
近所の子供たちは、
別にいじめっ子だった訳じゃなく、
幼馴染の反応が面白く、ただそれだけで
他の子供を閉じ込めるとか、しなかったんですよ。
外に出て、後ろを見ると、
そこに居たのは確かに幼馴染でした。
俺は彼に、板が倒れないように言いつけ、
中へもう1度入ってみました。